脳トレしよう!早稲田中学校(2023)の算数より、図形問題。

数多くの名門校がある関西圏。
早稲田中学校は東京新宿にある男子校。
早稲田大学に約50%進学し、他の名門大学にも数多くの合格者を輩出する名門校です。
当然大人気で、倍率も例年4倍前後で推移しているようです。
関西の1回目入試では、なかなか出会わない倍率ですね。

今年の早稲田中学校の算数の問題は、解きやすい問題が多かったようです。
とはいっても、過去に比べてということですが。
今回はそんな関東の名門早稲田中学校より図形の問題です。

脳トレにどうぞ~。
今までの問題の中では難しめかもしれません。

では、ヒント。




「円や扇形をみれば、とりあえず二等辺三角形をさがそう。」

「補助線を一本ひいて、二等辺三角形をつくろう。」

という感じですね。
では解説です。

角度が105°しかわかっていないので、これを使うしかありませんが、
どこの角度もまだきっちりとは出ません。

●+×=180-105=75°となります。
これを、後ほど使います。

続いて、

折り返した部分の角度は等しいので、チェックをいれます。
続いて、二等辺三角形さがしです。
補助線を一本引く必要があります。

OPに補助線を入れます。
三角形OPBは扇形の半径である二辺は等しいのでOB=OPの二等辺三角形です。
∠OPB=●+●となります。

続いて
三角形OCPに注目します。
折り返した部分の長さは等しいので
OC=OPの二等辺三角形となります。
∠OCP=×+×となります。
∠COP=∠OPCであるので
∠OPC=(180-×-×)÷2=90‐×となります。
ここが難しいところかもしれません。

ここまでくると×を出すことができます。
∠BPCは折り返した∠COBと一致するので105°です。
∠BPC=∠OPB+∠OPC=(●+●)+(90-×)=105°
この式を変形すると
●+●-×=15となります。

これと最初に作った式と並べます。
●+×=75
●+●-×=15
この二つの式を足すと
●+●+●=90
●=30°
よって×は45°

ここまでくるともう一息。

三角形OCPは二等辺三角形、∠OCPは×+×で90°ですので。
∠COPと∠OPCは45°となります。
なんと直角二等辺三角形!!難関校の問題は図形と数字が一致しない例ですね。
三角形OPAは扇形の半径である二辺は等しいのでOA=OPの二等辺三角形です。
よって∠OAP=(180-45)÷2=67.5°

答えは、




67.5-45=22.5°
22.5°となります☆。
いろいろややこしいことを書きましたが、
基本的には二等辺三角形がキーとなっている問題でした。
早稲田中学校では確実に取りたい問題です。

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