久しぶりに近所を散歩してみて、ふと気づいたことがありました。
以前は何もなかった空き地に、「売り物件」の看板がやけに目立つようになっているのです。
「このあたりも地価があがっているのかな?」
そんな期待感から、この辺りの地価を調べてみました。
すると、私たちが土地を購入した14年前と比べて、
地価はおおよそ30%ほど上昇しているようでした。
数字だけを見ると、なかなかの上がり幅です。
「やっぱり、この地域は人気があるんだな」と、少し嬉しかったらり。
ただ、同時に思い出したこともあります。
この地域は、もともと土地の売買の回転がとても速く、
条件の良い物件はネットに不動産情報が掲載される前に売れてしまう、
そんな印象がありました。
実際、私たちが土地を探していた当時も、
「出たと思ったら、もう決まりました」という話を何度も聞いた記憶があります。
では今はどうなのか。
地価は上がっている。でも、売り物件の看板は増えている。
これって、「高く売れるけれど、すぐに買い手がつくわけではない」という状態なのかもしれません。
土地としては値段がついているけれど、個人がその価格で購入するには少しハードルが高い。
結果として、土地だけではなかなか売れず、しばらくすると建売住宅の建設が始まる
――最近よく見かけるのは、そんな流れです。
地価が上がっていること自体は、資産価値という面では悪い話ではありません。
一方で、気軽に土地を買って家を建てる、という選択肢は、少しずつ遠のいているのかもしれません。
ん~、これは果たして「いい状態」と言えるのでしょうか。
散歩の途中で見た売り物件の看板が、そんなことを考えさせてくれました。